【質問者】
兼城英輔 九州大学病院産科婦人科
【通常の頸部腺癌とは分離した診断および治療戦略の模索が急務】
WHO classification of tumours of the uterine cervix(2003)(以下,WHO 2003分類)からWHO classification of tumours of the uterine cervix(2014)(以下,WHO 2014分類)への変更に伴い,子宮頸部腺癌も以下の点が変更となりました。
WHO 2003分類において腺癌の約90%を占める粘液性癌は,endocervical type,intestinal type,signet-ring cell type,minimal deviation, villoglandular typeの亜型に分類されていました。WHO 2014分類では,粘液性癌の多くがendocervical adenocarcinoma,usual type,残りの粘液性癌が新たにmucinous carcinoma,not otherwise specified(NOS)に分類され,さらに胃型粘液性癌(GAS)が追加されました。GASは,WHO 2014分類では「a mucinous adenocarcinoma that shows gastric type differentiation」となっています。
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