株式会社日本医事新報社 株式会社日本医事新報社

CLOSE

【人】矢野晴美さん「学ぶのが好き。学んだことを教えるのも好き」

No.4789 (2016年02月06日発行) P.15

矢野晴美 (筑波大学医学医療系教授 同大水戸地域医療教育センター水戸協同病院 グローバルヘルスセンター・感染症科)

登録日: 2016-09-08

最終更新日: 2017-01-27

  • コーナー:
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
    • 1
    • 2
  • next
  • 矢野晴美さん(Yano Harumi)

    筑波大学医学医療系教授 同大水戸地域医療教育センター水戸協同病院 グローバルヘルスセンター・感染症科

    岡山県生まれ。1993年岡山大卒。沖縄米海軍病院、米国テキサス大、日医総研、南イリノイ大などの勤務を経て2005年自治医大講師、06年准教授、14年より現職。

    「学ぶのが好き。学んだことを教えるのも好き」

    国内で感染症科を設置する病院がまだ少ない中、2014年、成人の感染症の専門診療を開始した筑波大水戸協同病院。診療科を率いる矢野さんが思い描くのは、国際化が進行した今世紀にふさわしい、感染症の包括的専門診療部門としての「グローバルヘルスセンター」構想だ。

    「エボラ出血熱やMERS、ジカ熱など国境を越えて日本に侵入する可能性のある感染症は後を絶ちません。国内でも、風疹などワクチンで予防可能な疾患や結核の征圧が課題。地域住民への啓発・広報活動も充実して、世界標準の医療を提供していきたい」


    入院患者へのアプローチは臓器横断的だ。特定抗菌薬を処方した患者が電子カルテでリストアップされると直ちに診察。外科や整形など各診療科の主治医チームと共に、主体的に関わるシステムを作り上げている。

    残り611文字あります

    会員登録頂くことで利用範囲が広がります。 » 会員登録する

    • 1
    • 2
  • next
  • 関連記事・論文

    もっと見る

    関連書籍

    もっと見る

    関連物件情報

    もっと見る

    page top