【質問者】小野孝彦 尼崎永仁会クリニック院長
【がん薬物療法に伴う難治性の副作用に漢方製剤が応用できる】
がんサポーティブケアは,がん薬物療法の副作用を軽減し,さらに全人的に患者をサポートするすべての医療行為を指します。2022年10月に発刊された「がん支持医療テキストブック」1)にも漢方製剤の応用が記載されています。
がん薬物療法に従事する医師から「抗癌剤に漢方製剤を併用する際の安全性が懸念される」との意見があります。これについては,ランダム化比較試験(RCT)などにて抗癌剤と漢方製剤の併用の有効性と安全性が検証されています2)。
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