【Q】
原発性副甲状腺機能亢進症(primary hyperparathyroidism:PHPT)では続発性骨粗鬆症が生じることが知られており,PHPTを治療する理由のひとつとなっています。原因となる腫大副甲状腺の摘出によって,術後に骨密度の上昇を認めることがほとんどですが,術前の骨粗鬆症の程度や術後の状態によっては追加の薬剤治療を考慮すべきと考えます。どのような症例に追加治療を行うべきか,その時期や薬剤,治療の指標について多数の経験を有する隈病院・宮 章博先生のご教示をお願いします。【A】
1) Rubin MR, et al:J Clin Endocrinol Metab. 2008;93(9):3462-70.