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特集:子どもの心疾患治療 ─発達に応じた薬物療法を考える

No.4738 (2015年02月14日発行) P.17

佐地 勉 (東邦大学医療センター大森病院小児科講座教授)

登録日: 2016-09-08

最終更新日: 2017-03-09

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監修:佐地 勉

心血管系作動薬は小児領域でも既承認薬が少なく,未承認だが保険償還対象に該当する医薬品もある。この状況下で緊急かつ重症疾患を扱う臨床の現場では,個々の担当医の医学的・倫理的裁量にゆだねられることが多く,時にはoff-labelで雑誌からのエビデンスを頼りに“未承認薬”と納得してやむをえず使用することがある。発達薬理学の進歩に加え,国際的な共同臨床試験の方向性が日米欧医薬品規制調和国際会議(ICH)により確立されており,小児期の臨床試験のあり方も国内ではより円滑な軌道に乗りつつある。わが国の現状を鑑み,有用性・安全性に注目して代表的疾患の最新治療薬について概説する。

1 小児高血圧・心不全への降圧薬,末梢血管拡張薬
医療法人啓信会京都きづ川病院院長 中川雅生

2 川崎病の急性期治療薬
トロント小児病院臨床薬理学部門/群馬大学大学院医学系研究科小児科学分野講師 小林 徹

3 小児期肺高血圧治療薬 ─PGI2,ET受容体拮抗薬,PDE5阻害薬を中心に
東邦大学医療センター大森病院小児科講座教授 佐地 勉

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