使い方の説明
▶保険適用漢方薬をできる限り優先して割り付けています。
▶処方の最後に<保>があればツムラの直接的病名が保険収載されています。
▶( )の番号や保険の適応病名はツムラのエキス剤に準じています。
▶特別な記載がない限り,成人は毎食前に1包ずつ,1日3回内服です。
▶子どもの1回量は小学生は1/2,幼稚園は1/3,それ以下は1/4包を筆者は目安にしています。
▶基本的にツムラ保険適用漢方エキス剤129種類(顆粒128種類+塗り薬1種類)の範囲での解説です。
▶一手目が効かないときは,併用せずに,二手目,三手目と切り換えて下さい。
▶西洋薬部分の「なし」とは,一般的に対処できる薬剤がないという意味です。
▶表中の「1日量」とは1日3回服用した場合,摂取することになる「煎じる前の生薬の量」のことです。
Point① 漢方でも副作用は稀にあります。甘草含有漢方薬による偽アルドステロン症(高血圧,浮腫,低カリウム血症)には注意が必要です。芍薬甘草湯(68)には1日量で6gと最も多くの甘草が含まれています。長期投与は慎みましょう。
Point② ある程度,こむら返りが軽快すれば,八味地黄丸(7)に変更し,芍薬甘草湯(68)を頓服的に使用すると安全です。
Point③ エキス剤の漢方を併用すると甘草が重なることがあります。甘草が1日量2.5g以上になるときはちょっと注意しましょう。
電解質の検索(低マグネシウム血症などの否定)
大人(がっちり):芍薬甘草湯(68)<保>
大人(中肉中背):芍薬甘草湯(68)<保>
大人(虚弱):芍薬甘草湯(68)<保>
女性:芍薬甘草湯(68)<保>
高齢者:芍薬甘草湯(68)<保>
子ども:芍薬甘草湯(68)<保>
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