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20 食欲不振[【実践】ちょいたし漢方]

No.4683 (2014年01月25日発行) P.46

新見正則 (帝京大学外科准教授)

登録日: 2014-01-25

最終更新日: 2017-10-19

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  • 使い方の説明
    ▶保険適用漢方薬をできる限り優先して割り付けています。
    ▶処方の最後に<保>があればツムラの直接的病名が保険収載されています。
    ( )の番号や保険の適応病名はツムラのエキス剤に準じています。
    ▶特別な記載がない限り,成人は毎食前に1包ずつ,1日3回内服です。
    ▶子どもの1回量は小学生は1/2,幼稚園は1/3,それ以下は1/4包を筆者は目安にしています。
    ▶基本的にツムラ保険適用漢方エキス剤129種類(顆粒128種類+塗り薬1種類)の範囲での解説です。
    ▶一手目が効かないときは,併用せずに,二手目,三手目と切り換えて下さい。
    ▶西洋薬部分の「なし」とは,一般的に対処できる薬剤がないという意味です。
    ▶表中の「1日量」とは1日3回服用した場合,摂取することになる「煎じる前の生薬の量」のことです。


    Point ▶ 茵蔯蒿湯 は黄疸の聖薬です。まずこれを使用すべきとも思われますが,大黄が含まれているので,少々使いにくい面があります。よって,まずは補中益気湯 と茵蔯五苓散 でトライです。補中益気湯 には柴胡が含まれています。その後は茵蔯蒿湯 と柴胡と黄芩を含む漢方薬を併用します。

    基本となる西洋薬

    ウルソ®/強力ネオミノファーゲンシー®/インターフェロン製剤など

    一手  まずこれをためしてみよう

    大人(がっちり):補中益気湯(41)+茵蔯五苓散(117)
    大人(中肉中背)補中益気湯(41)+茵蔯五苓散(117)
    大人(虚弱)補中益気湯(41)+茵蔯五苓散(117)
    女性:補中益気湯(41)+茵蔯五苓散(117)
    高齢者:補中益気湯(41)+茵蔯五苓散(117)
    子ども:補中益気湯(41)+茵蔯五苓散(117)

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