リウマチ医療の変化を踏まえ、厚生労働省は現在、新たなリウマチ対策の検討を行っている。
治療面での大きな変化は生物学的製剤の使用割合の増加だ。患者団体の調査によれば、2005年は4.5%だったのが、15年には45.3%を占めた。
治療の進歩により疾患活動性の制御が可能となる一方で、医療費の自己負担は増加している。1カ月の自己負担が3万円以上の割合は、05年では7.1%だったが15年には20.7%となった。この調査では、経済的不安を抱える患者が3割に上ることも明らかとなっており、生物学的製剤の適正使用や後発品(バイオシミラー)の活用が今後の課題の1つと言える。
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