【質問者】
中田真木 三井記念病院産婦人科医長
【悪性を早期に診断するためには子宮鏡検査が欠かせない】
子宮異常出血や経腟超音波検査で内膜の肥厚を認めた場合,通常はまず内膜細胞診を施行します。内膜細胞診で異常が認められた場合,内膜生検を行い確定診断をするのが一般的です。ただし,内膜細胞診では検査の特異度(子宮体癌患者の陽性率)は88.8%1)との報告もあり,10%以上の見落としがありえます。組織診でも,がんが内膜の一部に限局していた場合には,採取されず陰性になる可能性があります。
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