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総論 異物の摘出[もっとできる!消化管異物対処法(1)]

No.5219 (2024年05月04日発行) P.10

赤松泰次 (長野県立信州医療センター内視鏡センター長/健康管理センター長/信州大学医学部臨床教授)

登録日: 2024-05-06

最終更新日: 2024-04-26

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消化管異物摘出術:基本編

▶消化管異物は日常臨床でしばしば遭遇する病態である。種類によって,可及的速やかに摘出を行う必要がある異物と,緊急性のない異物がある。一般に内視鏡を用いて摘出することが多いが,対象となる症例は乳幼児や認知症患者の頻度が高く,セデーションの方法についても考慮する必要がある。

1. 消化管異物の種類による緊急性の有無(表1)1)

▶緊急性のある異物とは,①形状が鋭利で,放置すると消化管損傷をきたす可能性があるもの,②大きな異物で,摘出しないと消化管を閉塞する恐れがあるもの,③毒性のある内容物を含有し,内容物が体内で流出すると重大な影響があるもの,④症状の原因と考えられるもの,の4つが挙げられる。一方,それ以外の異物は緊急性がなく,自然排泄が期待できるため待機的な対応でよい。

▶消化管異物の形状や大きさによって,内視鏡的摘出術の難易度は大きく異なり,様々な工夫や機器が必要になる場合がある。自施設での摘出術が困難と判断した場合は,躊躇せずに近隣の高次機能施設へ搬送する。



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