日本医師会は6月29日の定例会見で、第Ⅷ次生涯教育推進委員会が21日に提出した答申を発表した。答申では日医の生涯教育講習が新たな専門医制度で専門医共通講習の単位として公認されたことを強調している。
答申は会長諮問「日本医師会生涯教育制度の新しい展開と専門医制度」を受けて取りまとめられたもの。新たな専門医制度では、専門医を取得・更新するために、19の基本領域すべてで専門医共通講習を5~10単位取得することが求められる。その内容は、「必修のもの」が医療安全、感染対策、医療倫理の3項目、「望ましいもの」は医師の教育や医療経済(保険医療)などで、これらは日医の生涯教育の「基本的医療課題」と重なることから、日医の生涯教育講習も取得単位として認められた。