文部科学省は20日、2017年度の医学部入学定員について、5大学18人の増員計画を認可した。来年4月に開学予定の国際医療福祉大医学部の入学定員140人と合わせると、来年度の定員総数は今年度より158人増え、過去最大の9420人となる見通し(図)。
来年度に定員が増えるのは、国公立大では長崎大(2人)の1校のみ。私立大では、埼玉医大(1人)、順天堂大(7人)、日本医大(2人)、川崎医大(6人)の4校で計16人が増員される。これとは別に、国家戦略特区の事業として、国際医療福祉大による千葉県成田市への医学部新設が認可されている。
文科省は医師不足地域への医師確保のため、地域枠、研究医枠などに限って、2019年度まで臨時定員増を認める方針を示している。