厚生労働省は17日、第111回医師国家試験(2017年2月実施)の結果を発表した。受験者数は9618人で前年より184人増加したが、合格者数は8533人と97人減少。合格率は88.7%だった。
合格者の内訳は、男性5593人(65.5%)、女性2940人(34.5%)。合格率は男性87.8%、女性90.5%と、第85回(1991年)以来27年連続で女性のほうが高い結果となった。
合格基準は、一般問題を1問1点、臨床実地問題を1問3点とし、①必修問題200点中160点以上(必修問題の一部を採点から除外された受験者は総点数の80%以上)、②必修問題を除く一般問題198点中128点以上、③必修問題を除く臨床実地問題600点中381点以上、④禁忌肢問題選択数3問以下─をすべて満たすこと。
大学別の合格状況は別掲の通り。新卒・既卒を合わせた合格率が最も高いのは自治医大(100%)で、筑波大(98.2%)、名古屋市大(97.3%)が続いた。
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