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48 ヒステリー様症状(神経質・神経衰弱)[【実践】ちょいたし漢方]

No.4683 (2014年01月25日発行) P.100

新見正則 (帝京大学外科准教授)

登録日: 2014-01-25

最終更新日: 2017-10-19

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  • 使い方の説明
    ▶保険適用漢方薬をできる限り優先して割り付けています。
    ▶処方の最後に<保>があればツムラの直接的病名が保険収載されています。
    ( )の番号や保険の適応病名はツムラのエキス剤に準じています。
    ▶特別な記載がない限り,成人は毎食前に1包ずつ,1日3回内服です。
    ▶子どもの1回量は小学生は1/2,幼稚園は1/3,それ以下は1/4包を筆者は目安にしています。
    ▶基本的にツムラ保険適用漢方エキス剤129種類(顆粒128種類+塗り薬1種類)の範囲での解説です。
    ▶一手目が効かないときは,併用せずに,二手目,三手目と切り換えて下さい。
    ▶西洋薬部分の「なし」とは,一般的に対処できる薬剤がないという意味です。
    ▶表中の「1日量」とは1日3回服用した場合,摂取することになる「煎じる前の生薬の量」のことです。


    Point① ヒステリー様症状を気逆とも表現できます。そんな状態には苓桂朮甘湯(39)や桂枝湯類が有効という昔からの経験則があります。生薬の桂皮自体に気持ちを鎮める作用があります。

    Point② 現代のストレス社会のヒステリー様症用には柴胡加竜骨牡蛎湯(12)や抑肝散(54)も使用されます。

    基本となる西洋薬

    なし

    一手  まずこれをためしてみよう

    大人(がっちり):柴胡加竜骨牡蛎湯(12)<保>
    大人(中肉中背)柴胡加竜骨牡蛎湯(12)<保>
    大人(虚弱)柴胡加竜骨牡蛎湯(12)<保>
    女性:柴胡加竜骨牡蛎湯(12)<保>
    高齢者:柴胡加竜骨牡蛎湯(12)<保>
    子ども:小建中湯(99)

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