株式会社日本医事新報社 株式会社日本医事新報社

jmedmook40 あなたも名医!消化管疾患診療のギモン・シツモン・アンコモン Q&Aで斬る!

消化器系の症状を訴える患者を診療する上でのジェネラリストのギモン・シツモンに答えます!

定価:3,850円
(本体3,500円+税)

数量

カートに入れる

定期購読する

立ち読み

編集: 高橋信一(杏林大学医学部第三内科(消化器内科)教授)
判型: B5判
頁数: 160頁
装丁: カラー
発行日: 2015年10月25日
ISBN: 978-4-7849-6440-6
付録: -
日常診療で消化器系の症状を訴える患者さんは大変多いのですが、消化器症状を訴えているからと言って必ずしも最終診断が腹部の疾患であるとは限らないため、しっかり鑑別することが重要になってきます。そこで、消化器を専門としないジェネラリストのためにさらっと読めてしかも今日から診療に役立つ内容がぎゅぎゅっと詰まったQ&A集を作りました。症候と疾患の両者を切り口として、Q&Aでわかりやすく解説!
診療科: 内科 消化器内科
シリーズ: jmedmook

目次

第1章 消化管症候別Q&A
01 ムカムカ(悪心)・嘔吐
02 食欲不振
03 胸焼け・酸逆流
04 食べ物がつかえる(嚥下困難)
05 げっぷ・腹部膨満
06 しゃっくり(吃逆)
07 腹部膨隆
08 腹痛(みぞおちの痛み・下腹部の痛み)
09 吐血・下血
10 血便
11 下痢
12 便秘
13 腹部以外の痛み(胸痛,背部痛など)と消化管疾患
第2章 消化管疾患別Q&A
01 食道裂孔ヘルニア
02 逆流性食道炎(GERD,NERD)
03 Mallory - Weiss症候群
04 食道アカラシア
05 食道・胃静脈瘤
06 食道癌
07 急性胃炎,急性胃粘膜病変
08 ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎
09 機能性ディスペプシア(FD)
10 消化性潰瘍(胃・十二指腸)
11 アニサキス症
12 胃ポリープ,胃腺腫
13 胃癌
14 胃MALTリンパ腫,悪性リンパ腫
15 急性腸炎
16 急性虫垂炎
17 Crohn病
18 潰瘍性大腸炎
19 過敏性腸症候群(IBS)
20 虚血性腸炎
21 大腸憩室症
22 腸閉塞
23 大腸ポリープ

もっと見る

閉じる

序文

巻頭言
杏林大学医学部付属病院の玄関わきには「受付センター」が設置されており, 看護師を中心としたベテランの職員が, 訪れた患者さんのご相談に当たっています。その内容の多くは,「こんな症状ですが,どの診療科に受診すればいいの?」というものです。そこで誰でも同様の受け答えができるよう「主訴による専門科受診指示」という院内専用の手引書が作成されました。ここで主訴として挙げられた59件のうち14件(24%)が,腹痛,嘔吐,下痢など消化器内科で診療するものでした。このように実地診療において消化器内科のカバーする範囲は大変広いわけです。€
このたび, かねてより注目していた隔月刊誌jmedmookの企画・編集を依頼されました。「消化管疾患診療」をテーマとした1冊を,とのことで,jmedmookの編集方針にかなうよう「堅苦しくなく,さらっと読めて,しかも実際に役立つ」内容にまとめるべく,どのような切り口とするか悩みました。その結果,前述のように「消化器内科のカバーする範囲は大変広い」ので,その的の絞り方,診療のコツをなるべくわかりやすくジェネラリストの先生方に読んで頂けるよう,Q&Aでかみ砕くことにしました。€
まず第1章として各症候別に,そして第2章として各疾患別に,執筆者自身がよく尋ねられる臨床上のQuestionを3?4個挙げ,それに対して簡潔に1つずつAnswerを箇条書きする構成としました。また,各項目の最後には「まとめ」や「診療フローチャート図」を記載し,理解しやすいよう工夫しました。€
各項目の執筆者は,これまで小生が消化器内科関連の学会,研究会で感化され,ご指導を頂いた方々ばかりです。お忙しい中,本書の企画意図をご理解頂き,執筆を賜りましたことに,この場を借りて厚く御礼申し上げます。
さあ,本書を辞書代わりに消化管疾患診療のギモン,シツモン,アンコモンを解き明かして下さい。

もっと見る

閉じる

シリーズ書籍

もっと見る

関連書籍

もっと見る

関連記事・論文

もっと見る

関連求人情報

公立小浜温泉病院

勤務形態: 常勤
募集科目: 消化器内科 2名、呼吸器内科・循環器内科・腎臓内科(泌尿器科)・消化器外科 各1名
勤務地: 長崎県雲仙市

公立小浜温泉病院は、国より移譲を受けて、雲仙市と南島原市で組織する雲仙・南島原保健組合(一部事務組合)が開設する公設民営病院です。
現在、指定管理者制度により医療法人社団 苑田会様へ病院の管理運営を行っていただいております。
2020年3月に新築移転し、2021年4月に病院名を公立新小浜病院から「公立小浜温泉病院」に変更しました。
6階建で波穏やかな橘湾の眺望を望むデイルームを配置し、夕日が橘湾に沈む様子はすばらしいロケーションとなっております。

当病院は島原半島の二次救急医療中核病院として地域医療を支える充実した病院を目指し、BCR等手術室の整備を行いました。医療から介護までの医療設備等環境は整いました。
2022年4月1日より脳神経外科及び一般外科医の先生に常勤医師として勤務していただくことになりました。消化器内科医、呼吸器内科医、循環器内科医及び外科部門で消化器外科医、整形外科医の先生に常勤医師として勤務していただき地域に信頼される病院を目指し歩んでいただける先生をお待ちしております。
又、地域から強い要望がありました透析業務を2020年4月から開始いたしました。透析数25床の能力を有しています。15床から開始いたしましたが、近隣から増床の要望がありお応えしたいと考えますが、そのためには腎臓内科(泌尿器科)医の先生の勤務が必要不可欠です。お待ちいたしております。

●人口(島原半島二次医療圏の雲仙市、南島原市、島原市):126,764人(令和2年国勢調査)
今後はさらに、少子高齢化に対応した訪問看護、訪問介護、訪問診療体制が求められています。又、地域の特色を生かした温泉療法(古くから湯治場として有名で、泉質は塩泉で温泉熱量は日本一)を取り入れてリハビリ療法を充実させた病院を構築していきたいと考えています。

もっと見る

関連物件情報

もっと見る

page top