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特集:健診でのブルガダ症候群疑い例への対応

No.4989 (2019年12月07日発行) P.19

監修: 髙木雅彦 (関西医科大学総合医療センター不整脈治療センターセンター長/教授)

登録日: 2019-12-09

最終更新日: 2019-12-05

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監修:髙木雅彦(関西医科大学総合医療センター不整脈治療センターセンター長/教授)

■監修のことば

日本人男性に多く認められるブルガダ型心電図は,近年12誘導心電図で自動診断されるようになり,健診にてスクリーニングされる症例が増加してきた。自然発生型あるいは薬物・発熱誘発性タイプ1心電図を有する症例のみがブルガダ症候群と診断されるが,ブルガダ型心電図は日内・日差変動を示すことが明らかとなっており,時間経過とともにタイプ1心電図が出現する可能性もあるため,健診でブルガダ型心電図が疑われる症例は循環器専門医(可能であれば不整脈専門医)において病歴聴取やホルター心電図などの精査が必要である。

本特集では,ブルガダ症候群のエキスパートの先生方に,ブルガダ症候群の診断法と専門医受診を勧める条件,リスク評価法,治療方針の決定法について執筆頂いた。読者の先生方の日常診療の一助となれば幸いである。

■目次

1 ブルガダ症候群とは─その定義と健診での判定方法
西﨑光弘(関東学院大学学院保健センターセンター長/特任教授)

2 循環器内科受診時のリスク評価法
浅田早央莉(岡山大学大学院医歯薬学総合研究科循環器内科学)
森田 宏(岡山大学大学院医歯薬学総合研究科先端循環器治療学教授)

3 ブルガダ型心電図症例の治療方針決定について
永瀬 聡(国立循環器病研究センター先端不整脈探索医学研究部部長)
草野研吾(国立循環器病研究センター心臓血管内科部門不整脈科部長)

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