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特集:胃酸分泌抑制薬長期投薬の功罪

No.4894 (2018年02月10日発行) P.23

監修: 木下芳一 (島根大学第二内科教授)

登録日: 2018-02-09

最終更新日: 2018-02-07

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監修:木下芳一(島根大学第二内科教授)

■監修のことば

酸関連疾患の治療薬に,ヒスタミンH2受容体拮抗薬,プロトンポンプ阻害薬,カリウムイオン競合型アシッドブロッカーと次々に強力な胃酸分泌抑制薬が開発され,現在ではこれらの薬剤が多くの患者に年余にわたって長期間投薬されることも稀ではなくなった。胃酸分泌抑制薬の長期投薬は胃食道逆流症,バレット食道,アスピリン/NSAIDs潰瘍の診療に大きなメリットをもたらしている。

ところが,これらの薬剤の長期投薬は栄養素の消化吸収,食事に混入する病原細菌の殺菌,正常な腸内細菌叢の維持,薬剤の吸収効率に影響を及ぼし,様々な有害事象を起こしうるのではないかと懸念されている。そこで,本特集では長期の胃酸分泌抑制療法のメリットとデメリットについて専門の先生方にまとめて頂いた。胃酸分泌抑制薬を使用することのある臨床医に有用な情報となることを願っている。

■目次

1 胃酸分泌抑制薬の長期投与が必要となる疾患
塩谷昭子(川崎医科大学消化管内科学教室教授)
松本啓志(川崎医科大学消化管内科学教室准教授)

2 長期の胃酸分泌抑制に伴って増加する疾患は何か
福庭暢彦(出雲市立総合医療センター内科医長)

3 胃酸分泌抑制薬は経口薬の吸収・分解にどう影響するか
古田隆久(浜松医科大学臨床研究管理センター病院教授)

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公立小浜温泉病院

勤務形態: 常勤
募集科目: 消化器内科 2名、呼吸器内科・循環器内科・腎臓内科(泌尿器科)・消化器外科 各1名
勤務地: 長崎県雲仙市

公立小浜温泉病院は、国より移譲を受けて、雲仙市と南島原市で組織する雲仙・南島原保健組合(一部事務組合)が開設する公設民営病院です。
現在、指定管理者制度により医療法人社団 苑田会様へ病院の管理運営を行っていただいております。
2020年3月に新築移転し、2021年4月に病院名を公立新小浜病院から「公立小浜温泉病院」に変更しました。
6階建で波穏やかな橘湾の眺望を望むデイルームを配置し、夕日が橘湾に沈む様子はすばらしいロケーションとなっております。

当病院は島原半島の二次救急医療中核病院として地域医療を支える充実した病院を目指し、BCR等手術室の整備を行いました。医療から介護までの医療設備等環境は整いました。
2022年4月1日より脳神経外科及び一般外科医の先生に常勤医師として勤務していただくことになりました。消化器内科医、呼吸器内科医、循環器内科医及び外科部門で消化器外科医、整形外科医の先生に常勤医師として勤務していただき地域に信頼される病院を目指し歩んでいただける先生をお待ちしております。
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●人口(島原半島二次医療圏の雲仙市、南島原市、島原市):126,764人(令和2年国勢調査)
今後はさらに、少子高齢化に対応した訪問看護、訪問介護、訪問診療体制が求められています。又、地域の特色を生かした温泉療法(古くから湯治場として有名で、泉質は塩泉で温泉熱量は日本一)を取り入れてリハビリ療法を充実させた病院を構築していきたいと考えています。

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