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【人】三嶋理晃さん「医師として大切なのはserviceとscienceの“ダブルS”」

No.4742 (2015年03月14日発行) P.13

三嶋理晃 (日本医学会総会2015準備委員長、京大病院長)

登録日: 2016-09-08

最終更新日: 2017-03-14

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  • 三嶋理晃さん(Mishima Michiaki)

    日本医学会総会2015準備委員長、京大病院長

    1951年大阪府出身。77年京大卒。2001年同大呼吸器内科学教授、11年同大附属病院長、12年同大理事・副学長。14年日本呼吸器学会理事長。慢性閉塞性肺疾患(COPD)研究で2005年ベルツ賞(1等賞)受賞

    「医師として大切なのはserviceとscienceの“ダブルS”」

    開催を間近に控えた「第29回日本医学会総会2015関西」の準備委員長として陣頭指揮を執る。「医学と医療の革新を目指して―健康社会を共に生きるきずなの構築」をテーマに2府4県のオール関西が結集。幸福な少子超高齢化社会の実現を目指し、医療関係多職種と医学生、産官学の参加による分野横断的なプログラムを構成した。「今後の診療に役立つプログラムを組んだと自負しています。ぜひ、多くの先生方にご参加いただきたいですね」

    iPS細胞研究のトップを走る京大の病院長を務める三嶋さん。iPS細胞の臨床試験を行う新病棟の建設計画を先月発表した。病院では最新の手術支援ロボットや医療機器も積極的に導入する。「大学の先生が給料面で他より劣る大学にいる理由は、新しい医療を創造して、患者さんの役に立ちたいという熱意を持っているから。だから、最先端の医療環境を整備するのは病院長の責務だと思います」

    国際貢献にも注力する。13年から、国民の幸福度が高いことで知られるブータンに京大から医療団を派遣し、医師育成を支援する。「幸せとは何かを考える良い機会で、我々も彼らから学ばせてもらっています」

    残り440文字あります

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