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会員大学にガバナンス強化求める [医学部長病院長会議]

No.4754 (2015年06月06日発行) P.12

登録日: 2015-06-06

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全国医学部長病院長会議(荒川哲男会長)は5月29日、会員大学に対し、診療業務の再点検と、医療安全管理体制のガバナンス強化を求める緊急声明を発表した。
群馬大病院と東京女子医大病院で発生した死亡事例などの不祥事を受けたもの。
同会議は、厚生労働省が今月から実施する特定機能病院への集中立入検査の結果や「大学附属病院等の医療安全確保に関するタスクフォース」の検討事項がまとまり次第、新たに見解を表明する方針。
荒川会長は、死亡事例が発生した2大学に関して、「繰り返し発生したのに報告が上がっていない」「医療安全を審議する場でオカレンスとして共有されていない」などの問題があり、病院の情報統治ができていなかったと指摘。森山寛顧問は、「大学側に予算などの権限が集中していたとしたら、病院長が統治権を発揮できる形に改めるべきだ」と述べた。


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