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新専門医制度「将来に禍根を残しかねない」 - 神田医政局長

No.4793 (2016年03月05日発行) P.11

登録日: 2016-03-05

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厚生労働省は2月26日、各都道府県医政担当者が出席する全国医政関係主管課長会議を開催した。会議の冒頭、神田裕二医政局長は医政局の2016年度の主な取り組みについて説明。中でも新しい専門医制度について、「養成プログラムのチェックを早期にお願いしたい」と訴えた。
新専門医制度は、5月末までに各研修施設群が作成した研修プログラムの審査・認定、早ければ6月から研修を希望する医師の募集を開始するスケジュールとなっている。しかし、日本医師会など医療関係団体が「医師の地域偏在を助長する」として、制度開始の延期などを求めている。
この状況を踏まえ神田局長は、「プログラムの認定がされた後では遅い。まずは都道府県で必ず地域医療対策協議会などの場を活用して本来プログラムに参加すべき医療機関が漏れていないかなどチェックをしてほしい。今この時期を逃すと将来に禍根を残すことになりかねない」と訴えた。


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