編集: | 橋本博史(順天堂大学名誉教授) |
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判型: | B5判 |
頁数: | 368頁 |
装丁: | 口絵カラー |
発行日: | 2008年03月25日 |
ISBN: | 978-4-7849-5514-5 |
版数: | 第1版 |
付録: | - |
臨床の現場で要求される知識を身に付けるためのケース・スタディ問題集。症例の経過を追いつつ設問に答えながら診断・治療を進め、具体的な最新の知識をマスターする構成になっています。30症例を主治医として誌上体験!問題を解いているうちに膠原病・リウマチ疾患のすべてが明解に!実力アップを目指す医学生、研修医に。また各領域の最新知識の学習に最適。『New専門医を目指すケース・メソッド・アプローチ』シリーズとして症例一新、装いも新たに刊行!
診療科: | 内科 | リウマチ・膠原病 |
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シリーズ: | New専門医を目指すケース・メソッド・アプローチ シリーズ |
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CASE 01 早期関節リウマチの症例
CASE 02 DMARDsに抵抗性を示す活動性関節リウマチの症例
CASE 03 悪性関節リウマチによる末梢循環障害で潰瘍を生じた症例
CASE 04 アミロイドーシスを伴う関節リウマチの症例
CASE 05 成人Still病の症例
CASE 06 ループス腎炎を伴う全身性エリテマトーデスの症例
CASE 07 CNSループスを伴う全身性エリテマトーデスの症例
CASE 08 TMHA,抗リン脂質抗体症候群を伴う全身性エリテマトーデスの症例
CASE 09 血球貪食症候群を伴う全身性エリテマトーデスの症例
CASE 10 抗リン脂質抗体症候群の症例
CASE 11 高血圧性強皮症腎クリーゼをみる全身性硬化症の症例
CASE 12 CREST症候群,抗セントロメア抗体陽性の強皮症の症例
CASE 13 ヒトアジュバント病の症例
CASE 14 間質性肺炎を伴う皮膚筋炎・抗ARS抗体症候群の症例
CASE 15 筋所見に乏しい皮膚筋炎の症例
CASE 16 シェーグレン(Sjogren)症候群を伴う混合性結合組織病の症例
CASE 17 全身性エリテマトーデス・重複症候群の症例
CASE 18 悪性リンパ腫を伴うシェーグレン(Sjogren)症候群の症例
CASE 19 Ⅱ型尿細管性アシドーシスを伴うシェーグレン(Sjogren)症候群の症例
CASE 20 結節性多発動脈炎の症例
CASE 21 顕微鏡的多発血管炎の症例
CASE 22 Wegener肉芽腫症の症例
CASE 23 Churg-Strauss症候群(アレルギー性肉芽腫性血管炎)の症例
CASE 24 高安動脈炎の症例
CASE 25 リウマチ性多発筋痛症の再燃に側頭動脈炎を合併した症例
CASE 26 ベーチェット病の症例
CASE 27 血清反応陰性脊椎関節症・強直性脊椎炎の症例
CASE 28 RS3PE症候群の症例
CASE 29 再発性多発軟骨炎の症例
CASE 30 線維筋痛症の症例
このたび、1995年初版の「専門医を目指すケース・メソッド・アプローチ 膠原病・リウマチ」の新シリーズ化にあわせ全面改訂致しました。基本的なコンセプトは変わりませんが、この分野の第一線で活躍されている先生に執筆をお願いし、昨今の目覚ましい進歩を反映すべく編集致しました。
本書では症例数を増やし、膠原病・リウマチ性疾患の分野で代表的かつ重要な疾患と病態を一例ごとに提示しています。そして旧シリーズと同様に、臨場感に富んだ疑似体験をもとに数多くの問題が設定されており、その設定は想起から解釈・問題解決に至るまで幅広く網羅されています。すなわち、膠原病・リウマチ性疾患の具体的な症例をもとに、刻々と変わる患者の病態をどのように理解し、どのように考察し、どのように問題解決をしていくのか、そして適切な治療法の選択はというところまで踏み込んでいます。
この分野は、必ずしも患者数が多いというわけではなく、研修医にとっては研修期間中に経験することのできない疾患も少なからず存在します。そのような疾患については、是非、教科書で得られない臨場感の中で学んでいただきたいと思います。また、リウマチ医をめざす臨床医やリウマチ登録医にとっては、それらの大部分は理解しておかなければならない必須事項であり、minimum requirementといえます。さらに、日本内科学会や日本リウマチ学会、日本アレルギー学会などで制定されている認定医や専門医の資格を取得する方々にとっては最も適した著書といえます。また、医学生には自己学習の一助ともなります。
膠原病・リウマチ性疾患は多臓器障害を伴う全身性疾患ですが、その臓器病変や合併症は、膠原病・リウマチ以外の専門科の医療を必要とすることも多く、膠原病・リウマチを専門としない諸先生にも本書を活用いただけると思いますし、この分野の進歩を理解していただく上でも有用と思います。
本書では問題形式が不統一で、1つの設問に対して複数の選択肢が正解となる場合も多く、本書の特殊性に鑑みご留意のほどお願い致します。今後に向けて忌憚のないご批判、ご意見を頂ければ幸いです。
末筆になりましたが、執筆者の先生方には本書の意をお汲み取り頂き、多大なご尽力とご協力を頂きましたことに深謝致します。
2008年3月
橋本博史
下記の箇所に誤りがございました。謹んでお詫びし訂正いたします。
このたびは『New専門医を目指すケース・メソッド・アプローチ 4 膠原病・リウマチ』をご愛読いただきまして誠にありがとうございます。本書(第1版2008年3月発行)に以下の誤りがございましたので、ここに訂正させていただきますとともに深くお詫び申し上げます。
頁 | 該当個所 | 誤 | 正 |
略語表 p.1 | 下から9行目 | 注射金剤 | 金製剤 |
頁 | 該当個所 | 誤 | 正 |
略語表 p.2 | 下から5行目 | Sjören syndrome | Sjögren syndrome |
頁 | 該当個所 | 誤 | 正 |
略語表 p.3 | 上から6行目 | wegener granulomatosis | von Willebrand factor |
頁 | 該当個所 | 誤 | 正 |
略語表 p.3 | 上から7行目 | von Willebrand factor | wegener granulomatosis |
頁 | 該当個所 | 誤 | 正 |
執筆者一覧 p.1 | 下から2行目 | 杏林大学第一内科助教 | 杏林大学第一内科教授 |
頁 | 該当個所 | 誤 | 正 |
欧文索引 p.3 | 下から19行目 | Sjo¨ren 症候群;SS | Sjo¨gren 症候群;SS |