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New専門医を目指すケース・メソッド・アプローチ 糖尿病

専門医・認定医試験を目指す方々のためのケース・スタディ問題集

定価:6,160円
(本体5,600円+税)

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ほか編: 小田原雅人(東京医科大学糖尿病・代謝・内分泌内科主任教授)
ほか編: 金澤真雄(東京医科大学糖尿病・代謝・内分泌内科兼任教授)
ほか編: 三輪 隆(東京医科大学糖尿病・代謝・内分泌内科准教授)
判型: B5判
頁数: 232頁
装丁: 口絵カラー
発行日: 2014年03月10日
ISBN: 978-4-7849-5520-6
版数: 第2版
付録: -
臨床の現場で要求される知識を身に付けるためのケース・スタディ問題集。選りすぐりの23症例の経過を追いつつ、自分だったらどうするだろうと考え、判断しながら読み進めているうちに、具体的な最新の知識をマスターする構成。糖尿病治療はこの20年間で最も進歩した分野の1つで、今後も新たな治療の選択肢が次々に加わってくる予定で、治療の選択の幅が広がることにより、どのような病態の糖尿病患者にどのような治療を選択すべきか、ガイドラインに目を通すのみでは迷う場面も増えてくるものと思われます。本書の主な読者対象は糖尿病専門医を目指す研修医ですが、こういった臨床の悩みにも応えられるよう症例・内容とも一新し、糖尿病の知識をしっかり身につけたい他分野の先生方にもご満足頂ける内容にしました。€
また巻末に、知識を整理し理解を深めるために役立つ一般問題も収載しました。

目次

第1部 症例連結問題
CASE 01 糖尿病(血糖・HbA1c・尿糖・75gOGTTの意義,診断と成因分類)
CASE 02 境界型耐糖能異常
CASE 03 緩徐進行1型糖尿病(緩徐進行性インスリン依存型糖尿病)
CASE 04 劇症1型糖尿病
CASE 05 1型糖尿病(多腺性自己免疫症候群)
CASE 06 糖尿病合併妊娠
CASE 07 2型糖尿病(メタボリックシンドローム)
CASE 08 2型糖尿病(薬剤選択)
CASE 09 2型糖尿病(内服薬からインスリン療法へ)
CASE 10 糖尿病ケトーシス(GLP-1受容体作動薬)
CASE 11 低血糖症(インスリン自己免疫症候群)
CASE 12 低血糖症(インスリノーマ)
CASE 13 糖尿病に併発した膵体部癌
CASE 14 高齢糖尿病患者の老年症候群
CASE 15 糖尿病足病変
CASE 16 高浸透圧高血糖症候群
CASE 17 ソフトドリンクケトーシス(清涼飲料水ケトーシス)
CASE 18 ミトコンドリア糖尿病
CASE 19 糖尿病患者高血圧・脂質異常症
CASE 20 糖尿病腎症(透析療法)
CASE 21 糖尿病網膜症
CASE 22 糖尿病に併発した歯周病
CASE 23 耐糖能異常を呈する内分泌疾患

第2部 一般問題

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序文

糖尿病治療は,この20年間で最も進歩した分野の1つであり,今後も新たな治療の選択肢が次々に加わってくる予定です。糖尿病治療に関わる医療者として選択の幅が広がることは大いに歓迎すべきことですが,その反面,どのような病態の糖尿病患者に,どのような治療を選択すべきか,ガイドラインに目を通すのみでは迷う場面も増えてくるでしょう。そのようなときに経験豊富な専門医の意見を聞いたり,対処法や考え方を参考にすることができれば,臨床の現場で大きなサポートとなるはずです。€
本書の原点は1995 年発行の『専門医を目指すケース・メソッド・アプローチ 糖尿病』にあり,その発刊コンセプトは,「紙上の設問を含めて読み進める中で,主治医・チームの一員として症例の経過を追いながら,診断・治療を進めていき,臨床の現場で要求される具体的な最新の知識や臨床力を身につけるための問題集とする」ということでした。発刊から約20年間, 常に最新の情報を取り入れながらリニューアルを行って参りましたが,今回はインクレチン関連薬の登場や“熊本宣言(2013)”の発表など, 今後の糖尿病診療に携わる上で避けて通ることのできない重要な事項をふまえ,内容を一新することといたしました。€
本書の全23症例には最前線の糖尿病診療におけるエッセンスが含まれるよう配慮されており,巻末の一般問題は知識を整理し,理解を深めるために役立つことと思います。本書の主な読者対象は糖尿病専門医を目指す研修医ですが, 糖尿病の知識をしっかり身につけたい他分野の先生方にもご満足頂ける内容だと思います。€
一方,糖尿病の実地診療では患者個々の状況に応じたフレキシブルな対応が必要となるケースもしばしばあり,“正解”が本文以外にも存在する可能性は否定できません。本書では,この点も勘案して作成したつもりですが,もし何かお気づきの点があれば是非ご指摘を頂ければと思います。次回改訂の参考とさせて頂きます。€
本書がすべての読者の学習や実地診療の一助になれば幸いです。
€
小田原雅人

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