株式会社日本医事新報社 株式会社日本医事新報社

文献を紐解く 溶連菌のこんな話題

登録日:
2018-12-05
最終更新日:
2018-12-11

監修:清田雅智(飯塚病院総合診療科診療部長/福島県立医科大学白河総合診療アカデミー 特任教授)

■監修のことば

2005年,Mayo clinicの感染症科へvisiting clinicianとして留学したとき連鎖球菌を深く勉強し,大変複雑で奥が深い領域であることに気づいた。細かい分類学や臨床像の多彩さは,グラム陽性菌の最大の敵,黄色ブドウ球菌のほうがはるかに単純に思えるほどの違いがある。

一方で,日常診療で毎日のように遭遇する感冒症状を呈する患者がいる。このとき必ず確認すべき急性扁桃炎において,A群溶連菌はすべての医師が知るべき基本の菌であり,昨今の薬剤耐性(AMR)対策で抗菌薬適正使用の要になる標的でもある。しかし,この菌は扁桃炎以外にも多彩な臨床症状を呈する。そこで今回は,A群溶連菌を中心に,5つのテーマから連鎖球菌の世界を俯瞰してみようと試みた。

■目次

1 外来で考える連鎖球菌─分類学とA群溶連菌の臨床像
山手亮佑(飯塚病院総合診療科)

2 急性咽頭炎におけるA群溶連菌の鑑別診断と治療
冨山周作(飯塚病院総合診療科)

3 A群溶連菌の反復感染とは本当にあるのか?
小杉俊介(飯塚病院総合診療科)

4 意外と知らない溶連菌感染後腎炎
工藤仁隆(飯塚病院総合診療科)

5 稀な合併症─PSReA,PANDAS
鵜木友都(飯塚病院総合診療科)

このコンテンツはプレミアム(有料)会員限定コンテンツです。

Webコンテンツサービスについて

ログインした状態でないとご利用いただけません ログイン画面へ
Web医事新報の有料会員向けコンテンツを読みたい サービス一覧へ
本コンテンツ以外のWebコンテンツや電子書籍を知りたい コンテンツ一覧へ

関連記事・論文

もっと見る

page top