足底腱膜炎とは,踵から足の指の付け根まで伸びて膜のように広がっている腱が炎症を起こし,痛みなどの症状が出る疾患である。踵部痛を主訴とする疾患は,足底腱膜炎以外にも,踵骨疲労骨折,足底線維腫,滑液包炎など多岐にわたるため,足底腱膜炎の病態をよく理解しておくことが必要である。
1 足底腱膜炎の診断と保存療法
青木孝文(国際医療福祉大学臨床医学研究センター教授,山王病院整形外科部長)
2 注射療法と体外衝撃波治療の適応・限界・成績
高橋謙二(船橋整形外科病院スポーツ医学・関節センター スポーツ下肢部門部長)
3 足底腱膜炎の特徴と鏡視下手術法
宇佐見則夫(うさみ整形外科院長)
高鳥尚子(うさみ整形外科)