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高齢者の貧血を診たら骨髄異形成症候群を考える

登録日:
2018-06-27
最終更新日:
2018-06-27

監修:大屋敷一馬(東京医科大学血液内科学分野主任教授)

■監修のことば

貧血の訴えそのものは見過ごされやすいが,隠された疾病を探り当てることにより重大な結果に行きつくこともある。貧血をきたす基礎疾患を探ることは大切であるが,高齢化が進み,他の腫瘍に対する治療が進歩しつつある現代,治療関連の骨髄異形成症候群や高齢者にみられる貧血においては,予後も含め,単なる貧血として片づけられない場合に遭遇する。
本特集では骨髄異形成症候群のエクスパートの方々に診断と最近の治療について概説いただき,加えてトピックとして「加齢と遺伝子変化」の問題を取り上げた。

■目次

1 骨髄異形成症候群の診断とリスク評価
伊藤良和(東京医科大学血液内科学分野教授)

2 骨髄異形成症候群の薬物治療の動向
石川隆之(神戸市立医療センター中央市民病院血液内科部長)

3 骨髄異形成症候群の移植適応と効果
宮腰重三郎(東京都健康長寿医療センター血液内科部長)

4 トピック・骨髄異形成症候群とCHIP
牧島秀樹(京都大学大学院医学研究科腫瘍生物学講座講師)

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